

React / Flutter の強みを基に、AIにいち早く対応。札幌発システム受託開発のリーディングカンパニーへ
高速・セキュアなオフィス環境を実現
— 貴社の事業内容と、創業の経緯をお聞かせください
西嶋:当社はスマートフォンアプリおよびWEBアプリケーションなどのシステム開発を行っている会社です。元々、システムの受託開発会社での開発を3社ほど経験し、そのうちの1社から非常に懇意にして頂き、独立後にも仕事を確保する事ができたので、今の会社の形態に成ることが出来ました。

代表取締役
西嶋 裕二様
— 今回導入頂いた札幌本社では、これまでどのようなサービスの展開に取り組まれてきたのでしょうか
西嶋:これまでReact NativeやFlutterを活用したモバイルアプリケーション開発で、その専門性を強みとして、受託開発を主にしてきました。スマートフォンやパソコンなど多種多様な端末で動く、クロスプラットフォーム対応でのアプリケーション開発で多くの実績を持っています。
現在は、世界的に注目されているAI、GX(グリーントランスフォーメーション)分野に関連した自社アプリ開発にも積極的に取り組んでいます。


— AIは今非常に注目されている分野ですが、やはり貴社でも力を入れて取り組まれている分野なのですか。
西嶋:当社では、今まさに生成AIを導入したプログラム開発に非常に力を入れています。例えば、これまでのシステム開発会社で当たり前だったコードを書くという行為も、我々は会社の重点目標としてコードの10%はAIに書かせるという事を設定しています。これからはますますAIシフトの風潮が高まるはずです。2030年迄には、我々のコードの90%はAIが書き、それを人間が統合するという時代を目指してKPIを設定しています。
そして、例えば米国のCogniton社が開発したDevinという生成AIのソフトがありますが、このソフトではこれまでのコード補完ツールとは異なり、目的に応じて最適な技術を選定し、自動でソフトウェアを作ってくれます。我々もReact/Flutterの開発で多くのソースコードやデータを保有していますので、その強みを活かしてエンジニアと同じ働きをしてくれるAIを自製し、プログラマ派遣の業態へ新しい風を通したいですね。
— 生成AIを活用するとなると、かなりデータのやり取りが多くなりますね。通信を手掛ける当社サービスはどこでお知りになったのでしょうか。
信太:弊社代表の西嶋が、インフィニットループの松井会長を通じて御社の松浦様を知った事から、ネットワークソリューションのご提案機会の場を頂く事になったと伺っております。
— 今回の社内ネットワークの見直しは、どのような経緯からご計画されたのでしょうか
信太:以前のネットワーク環境は、当時社内に在籍していたエンジニアの方が中心となって構築したものと伺っています。当時は社員数が約60名規模で、業務の範囲や体制も現在とは大きく異なっていたのです。業容拡大につれて、業務時間帯でのイントラネットおよびインターネット接続の不調(通信断)が度々発生し、業務に支障をきたす事象が生じるようになったため、今回の見直しを検討するに至りました。


— 当社を選んで頂いた決め手は何でしょうか?
橋本:3つあります。まず、即日来社にて対応いただいたこと、それから原因追及と処置が迅速であったこと、最後に現場の状況を把握頂いた上で的確なソリューションのご提案を頂いたことです。
— 当社サービスを導入後、改善を実感したポイント・良かったところはありますか
橋本:ネットワークの不調が解消され、ネットワークが瞬断することがなくなって、感覚的なレスポンスも向上した気がします。
西嶋:たしかに、社内でネットが遅い、繋がらないという話は聞かなくなりましたね。

— ありがとうございます。導入後の会社・オフィスの状況はどうですか?
信太:現在の従業員数は社員168名(パート含む)と以前の社内ネットワークが構築された当時よりも格段に大きい会社になっていると思います。
橋本:通信に限って言えば、業務のweb会議の安定性を高め、日常業務を更に快適な環境で出来るようになったと感じています。業務内容に応じてセグメントを分離してリスク分散し、セキュリティの強化にも貢献できている事も導入後のオフィスの通信環境で嬉しいポイントです。

— 最後に、今後どのような会社にしていきたいか、あるいは将来的な目標がありましたらお伺いしてもよろしいでしょうか。
信太:NWセキュリティを強化することで、社員一人ひとりが安心して業務に取り組める環境を整えることが情報システムチームの業務の大きな目的であり、業務の効率や信頼性を高めることにもつながると考えています。今後の事業成長を支える基盤としても、通信の品質は目標値として注視したいと考えております。
西嶋:全社的な今後の目標としては、やはり、いま急速に伸びつつあるAIに対して迅速な対応をしたいと考えています。AIを活用したロボット等のプログラム開発は今後主流となるはずです。例えば中国のUnitree Robotics社では、2足・4足の自立歩行ロボットがわずか70~300万円ほどで販売されるようになってきています。これが20~30万円ほどの廉価で、高性能なものになったときには、これらのロボットは今のスマートフォンくらい身近になり、ロボットを駆動させるコンテンツ(例えば洗濯物を干す、子供の勉強を手伝うなど)のプログラム開発が必須となるはずです。その時に、最新技術への対応速度でイニシアティブを取れる会社にしたいですね。
— 本日はお時間いただき、誠にありがとうございました。

担当より
急成長する会社の成長に、社内の情報基盤が追い付かなくなってしまうという事象は度々起こります。そして、偶々お困りになられており、必要とされているタイミングでご紹介を頂いた事から今回の案件の受注に至りました。
何度か対話させて頂く中で「セキュリティ」「安全性」という言葉をお客様から頂きました。上場を見据える会社様では、必然的に通信内容の重要性・セキュリティリスクそのものも創業当初と比べて上昇するため、早目のうちから手を打てた事はお客様にとって良かった事だと私共も思います。
当社は小規模な事業所から、インプル様のように比較的大きい会社様まで、システムを支える迅速・柔軟かつ総合的な通信サービスを手掛けております。